リリーフェルトまり子さん/本を通して日本文化を世界に広めていく

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リリーフェルト まり子さん
ジャパン・ファウンデーション主任司書

日本で数年小学校教員として働き、38年前にカナダ人男性との結婚を機にトロントに移住する。
その後しばらく育児をしながら日本語学校で毎週土曜日に教えていたが、その間何か資格が必要だと考えていた。
そんなときにトロント公共図書館で日本語の本を見つけたのだ。
「棚二段くらいでほんの少ししか蔵書がなかったのですけど、本を見つけたときはすごく嬉しかったです。」
元々大の本好きということもあり、それをきっかけに司書を目指すことにしたという。
セネカカレッジでライブラリテクニシャンコースをパートタイムで学び、1979年にメトロ・リファレンスライブラリーで職を得た。
働きながらトロント大学で再び学びを深め、念願のライブラリアン(司書)の修士号を取得したのだ。

妻、母、司書、学生の四役をこなしていた彼女。
そんな忙しい日々も、司書になりたいという強い意志があったからこそ、やり遂げることができたのだろう。

そして1995年のトロントでのジャパン・ファウンデーション・ライブラリー創設にあたり、司書として一から図書館づくりを担い、それから現在まで主任司書として働いている。
小規模ながら、日本情報発信に特化し、カナダ人に日本を紹介する専門図書館として、
使い易く、フレンドリーで楽しい図書館を目指したという彼女の思いは、約22,000点の蔵書に表れ、
中にはカメラ専門誌や広告業界の歴史などといった、他ではみられないユニークなものまで置いてあるのだから、その幅広い選書には驚きだ。
“あったらいいな”を取りそろえる、その細やかな心遣いゆえに、多くの利用者がこの図書館に通ってくるのだろう。

「図書館には日本に関する多くの質問が寄せられます。
日本の文化をカナダ人に伝えていきたいですし、日本のことを好きになってもらいたいという気持ちが大きくあります。」

ジャパン・ファウンデーション・ライブラリーで手にした本やDVDをきっかけに、日本文化に興味を持つ人々は少なくない。


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