広瀬直子さん/ただ言葉を置き換えるのではなく、その“思い”をも訳す

kan-hirose
広瀬直子さん
翻訳会社KANコミュニケーションズ経営・ライター

日本では外国語出版制作の仕事をし、観光情報誌や空港などに置く英語のパンフレットをつくっていたという広瀬直子さん。
執筆の仕事をしていきたかった彼女だが、日本にいては翻訳家としてもライターとしても競争は激しい。
「カナダにいながら日本の出版社に向けてものを書くということは自分に付加価値をつけることができますし、一度自分自身や姉がワーキングホリデーでカナダに滞在していたこともあってトロントに戻ってきました。」

23歳から24歳までのワーキングホリデー時代は日本語のコミュニティ新聞「ニューカナディアン」(現在は廃刊)の編集者として働いていた。
日本で外国語出版制作の仕事を経て、1997年、29歳で永住権を取得してカナダに舞い戻り、同時に翻訳業を始めた。
当初は個人事業主という形だったが、のちにパートナーシップというビジネス形態に変更し、2009年には坂田晴彦さんを共同経営者に迎え、昨年会社法人化を果たした。

同社では翻訳会社として各種資料の翻訳・証明や、ビジネスコンサルティングといった事業、また翻訳養成コース講習などといった教育的事業も行っており、その業務内容は多岐にわたる。
お客様のニーズに合わせて、きめ細やかなサービスを提供していくことをモットーとしており、顧客からの信頼も厚い。
また彼女はライターとして、これまで英語教育関連の本を出版してきている。
“ジョン・レノンの名曲・イマジンは関西弁で訳すのが良い”などといった彼女独自のアイデアは、まさに目からウロコ。
彼女の豊富な知識とユーモアは、楽しみながら英語・翻訳の世界を私たちに教えてくれる。

「プロとして現場で働いている私たちだからこそ伝えられるものがありますし、
私たちの語学や文化経験を通して、日本とカナダの交流がより深まるよう貢献したいという気持ちが大きいですね。」

今後も彼女は語学というツールで、国と国とを繋げる大きなかけ橋を築き続ける。


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